【天涯孤独の3つの不安と対策】お金・健康・死後のこと、50代女性が実践していること

天涯孤独の生き方
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天涯孤独で生きていると、ふとした瞬間に不安が顔を出すことがあります。

「年を重ねて生活費が足りなくなったら、どうしよう」

「病気になったとき、誰が助けてくれるのだろう」

「自分がこの世を去ったあとは、どうなるのか」

夜中にこうした思考が始まると、止まらなくなってしまうものです。

答えが出るわけでもないのに、暗闇の中で同じ不安がぐるぐると巡る。

かつての私もそうでした。

ですが、ある時から「まだ起きてもいないこと」を想像して悩むのはやめました。

その代わりに、想定される事態に対して今できる対策をしておくことにしたのです。

漠然とした不安は、そうなったらどうするかを考えておくだけでも小さくなります。

すべてを完璧に解決できなくても「備えている」という積み重ねが、日々の確かな安心へとつながっていきます。

この記事ではお金・健康・そして最期の日の不安にたいして、私が実際に取り組んでいることをありのままにお話しします。

これが唯一の正解ではありませんし、すべての人に合うわけでもないでしょう。

それでも、読み終えたあとに「これならやってみようかな」と思えるヒントを、ひとつでも見つけていただければ幸いです。

お金の不安は家計の土台を整えることから

天涯孤独にとってお金の不安は切実です。

頼れる人がいない分、自分で全部まかなう必要があるからです。

裏を返せば、お金の使い道を全部自分で決められるということでもあります。

だからといって、平凡な会社員の私が好き放題に使っていては枯渇してしまいます。

ここでは生活の満足度を下げずに、将来に備えてやっていることをご紹介します。

固定費を見直し

最初に手をつけたのは、固定費の徹底的な見直しです。

まず、長年当たり前のように払い続けていた生命保険をすべて解約しました。

受取人のいない私にとって、死亡保険金は必要ありません。

また、大きな病気に備えて加入していた医療保険もあわせて解約しました。

日本には「高額療養費制度」という心強い仕組みがあるからです。

高額療養費制度とは、ひと月の医療費が自己負担限度額を超えた場合、その超過分が後から払い戻される制度です。

上限額は年収や年齢によりますが、一般的な会社員であれば、たとえ1,000万円単位の高度な治療を受けたとしても、実質的な自己負担は年間で50万円程度に抑えることが可能です。

自己負担限度額は、所得区分や年齢(70歳以上か否か)によって細かく分かれています。

ご自身の正確な上限額を知りたい場合は、加入している健康保険組合や自治体のホームページで確認することをおすすめします。

さらに、会社員として社会保険に加入していれば「傷病手当金」も活用できます。

これは病気やケガで働けなくなった際、最長で1年6カ月間、給与の約3分の2が支給される制度です。

「もし重い病気になったら」と考え始めればキリがありません。

しかし、何年も高額な医療費がかかり続けるような事態は、もはや「ひとりかどうか」という問題を超えています。

家族がいる人であっても、向き合うべきリスクは同じなのです。

納めるべき税金や保険料はしっかり納め、いざという時は国が用意してくれている手厚い制度に頼りましょう。

「高額療養費制度」と「傷病手当金」。

この2つの名前を知っておくだけでも、心の持ちようが大きく変わります。

あわせて、サブスクリプションサービスや携帯電話料金も見直しました。

私の場合、大手キャリアから楽天モバイルに乗り換えただけで、月々約1万円もの節約になりました。

固定費の見直しは、一度実行するだけでその効果が半永久的に持続します。

わずか1時間ほどの作業が、これから先の何年、何十年という時間を支え続けてくれる 。

これこそが、固定費を見直す最大のメリットです。

まずはご自身の固定費を紙に書き出してみてください。

「契約したことすら忘れていたサブスクに、年間で数万円も支払っていた」

なんて事実に気づくかもしれません。

収支はマネーフォワードで全部見える化

家計管理には、「マネーフォワード ME」というアプリを活用しています。

銀行口座やクレジットカードをすべて連携させるだけで、日々の収入と支出が自動的に記録されていく仕組みです。

私は基本的に、支払いのすべてをキャッシュレス決済に集約しています。

現金は小銭のやり取りが煩わしいだけでなく、支出の記録を忘れがちになってしまうからです。

その点、マネーフォワードはほとんどのキャッシュレス決済に対応しており、一度連携してしまえば、あとはアプリが「いつ、どこで、いくら使ったのか」を勝手に記録してくれます。

食費や住居費などのカテゴリー分けも自動で行われるため、手間はほとんどかかりません。

現在の目標は「支出を収入の8割に抑えること」です。

そのために月に一度、アプリを開いて使いすぎた原因を振り返る時間を設けています。

こうして家計を俯瞰して見続けていくと、自分が「どんなお金の使い方に満足するのか」が次第に明確になってきます。

例えば、お世話になった方への贈り物や、自分へのご褒美として手に入れた少し上質な財布など、心が豊かになる支出には少しも後悔がありません。

逆に、雨にふられてやむを得ずコンビニで買ったビニール傘のように、たとえ少額であっても、無駄遣いをした気持ちになるものがあります。

自分にとって満足度の低いものにはお金を使わないよう意識するようになりました。

ちなみに、私は有料版のプレミアムサービスを利用しています。

月額500円ほどかかりますが、連携できるサービス数が無制限になったり、データの閲覧機能が充実したりと、より詳細な分析が可能になります。

まずは無料版からで構いません。

一度この快適さを知ると、もう手書きの家計簿には戻れなくなるはずですよ。

有料版の料金は、決済方法(iOS/Android/Web)によって異なる場合があります。

詳細は公式サイトをご確認ください。

生活防衛資金とNISA

万が一のときに備えて、半年分の生活費を生活防衛資金として普段使う口座とは分けて貯金しています。

これは投資にも回さず、手をつけない前提のお金です。

「これだけあれば半年は生きていける」という安心感は、精神的にかなり大きいです。

住信SBIネット銀行では目的別の口座をいくつでも作れるので便利です。

私は生活防衛資金の他に「プレゼント用」と「急な出費用口座」を作っています。

老後資金の備えにはNISAを使って優良な投資信託を積み立てています。

始めた頃は今の残高が気になって、毎日のように証券会社のアプリを見ていました。

今は将来の自分への仕送りのつもりで放置。

年に1度程度しか見ないので、一時的な暴落にも左右されなくなりました。

新NISA(積立投資枠)は少額から始められます。

資金計画の選択肢の一つとして検討してみてはいかがですか?

ただし投資には元本割れのリスクが伴います。

ご自身の無理のない範囲で、余剰資金から始めることをおすすめします。

病気や入院の不安は健康と知識と仕組みでカバー

ひとりで生きる身にとって、病気で動けなくなったり、入院を余儀なくされたりすることは、大きな不安の種です。

身近に支えてくれる人がいないからこそ、事前の備えと正しい知識、そして何より「自分自身を労わること」が重要になります。

健康でいることが最大の保険

私は、健康は何事にも代えがたい「最大の資産」だと考えています。

体が動けば、働くことができます。

働ければ、収入を得ることができます。

しかし、ひとたび体調を崩してしまえば、生活の基盤は一気に揺らいでしまいます。

病気を遠ざけるために私が意識しているのは、ごくシンプルな「運動」と「食事」です。

当たり前のことのようですが、これらを「習慣」として定着させるまでには、それなりの時間を要しました。

運動に関しては、年齢を重ねても無理なく続けられるよう、ヨガとウォーキングを15年以上継続しています。

体が動く限り、これからもずっと続けていくつもりです。

運動不足が続くと、自分でも気づかないうちに体力が落ち、気力まで削がれてしまうからです。

毎日の食事は、基本的に自炊です。

といっても、凝った料理を作るわけではありません。

私は毎日、ほぼ同じメニューを食べています。

▼詳細についてはこちらの記事にまとめていますので、興味のある方はぜひお読みください

【一人暮らしだからできた】毎日同じものを食べるメリットと注意点

献立で意識しているのは、十分な野菜とタンパク質を摂ること。

そして、夕食では炭水化物を控えめにすることです。

外食や市販のお惣菜は、どうしても油分や塩分が過剰になりやすく、肥満や体調不良を招きがちです。

その点、鶏肉と野菜を蒸した温野菜などは、お腹いっぱい食べても罪悪感がなく、体も内側から整っていく実感があります。

忙しい日や疲れた日でも、お気に入りの道具があれば自炊は意外と続けられるものです。

ストウブは一人暮らしに必要か?50代の私が働きながら5年間使った正直な感想

こうした食生活を数年間続けた結果、以前よりも風邪を引きにくくなりました。

実際、ここ数年は風邪で病院にかかることもなくなっています。

予防と早期発見のために「かかりつけ医」を持つ

病気が悪化してから慌てて病院に駆け込むのではなく、日頃から自分の体の状態を定期的にチェックすることが大切です。

私自身、3年前に健康診断で緑内障と診断されて以来、3カ月に一度の眼科受診を欠かさず、視野検査を受けています。

幸い、今のところ自覚症状はなく、毎日の点眼を続けることで何ら支障なく生活できています。

また、歯の定期検診も3カ月に一度受けるようにしています。

最近では通常の歯ブラシに加え、「歯間ブラシ」や、歯の隙間に届きやすい「ワンタフトブラシ」を併用するようになりました。

丁寧なケアを心がけるようになってからは、歯科医から「よく磨けていますね」と褒められる機会が増え、それがモチベーションにもつながっています。

ときには「病気ではないか」という不安そのものが、心身の不調を招くこともあります。

以前、足が頻繁につるようになり、腰痛との関係が心配で整形外科を受診しました。

MRI検査の結果「大きな異常はない」という診断をいただいただけで、症状が和らいでいくようで不思議でした。

「原因がわからない」という状態こそが、最大のストレスだったのかもしれません。

知識を身につけ、過剰な心配を減らす

ネットで調べれば、病気のメカニズムや予防法について多くの情報を得ることができます。

正しい知識を持つことは、過剰な不安を抑えるための盾になります。

私は坐骨神経痛に悩んでいましたが、調べていくうちに「腹横筋(ふくおうきん)」を鍛えることの重要性に辿り着きました。

腹横筋はお腹の深いところにある筋肉で、まるで「天然のコルセット」のように腰を内側から支えてくれる役割があります。

腰痛がある人が一般的な「腹筋運動(クランチ)」をすると、かえって腰に負担をかけ、逆効果になる場合があるということを知りました。

それからは無理な腹筋をやめ、腹横筋を意識した四つん這いスタイルの体操を取り入れています。

ポイントは手に圧力をかけて、床から離さないこと。

たった60秒なので無理なく続けられています。

▼詳しくはこちらの動画をご覧ください。

【なぜ5分も歩けない?】原因は神経ではなく〇〇だった!腰痛・脊柱管狭窄症を消し去る魔法のセルフケア

身体の悩みは千差万別です。

YouTubeなどには対策動画が数多く公開されています。

まずはご自分の症状をキーワードで検索し、いくつかの情報を比較しながら、ご自身の体に合うものを見つけてみてください。

ネットスーパーを「いざという時」のインフラにする

一人暮らしで体調を崩した際、真っ先に困るのが日用品や食料の買い出しです。

「熱があって動けないのに、食べるものも常備薬もない」という状況は、心身ともに心細いものです。

こうした不安を解消してくれるのが「ネットスーパー」の存在です。

私はコロナ禍の初期に感染し、約2週間の外出禁止を余儀なくされたことがありました。

買い物はもちろん、仕事にも行けない状況でしたが、ネットスーパーを活用したおかげで、日常生活をほぼ支障なく回すことができました。

ネットスーパーには、一人暮らしの非常時に助かる多くのメリットがあります。

ネットスーパーを使う3つのメリット
  1. 即日配送&時間指定OK
    朝、スマホアプリから注文すれば、その日の夕方には玄関先まで届きます
  2. 非対面で受け取れる
    クレジットカード決済なら直接顔を合わせずにOK
    玄関前に置き配設定もできるため、体調が悪いときも安心です
  3. 重い荷物を運ばなくていい
    水・お米・洗剤など、重いものが自宅まで届きます

大手チェーンから地域のスーパーまで、ネット配送サービスを提供している店舗が格段に増えています。

まずは、いつも利用しているお店がネットスーパーを展開しているか確認してみましょう。

いざという時のために、会員登録だけでも済ませておくことをおすすめします。

ネットスーパーは買い物時間を大幅に短縮できるため、普段使いの時短ツールとしても非常に優秀です。

まだ利用したことがないという方も、一度その快適さを体験してみてはいかがでしょうか。

入院時の「身元保証人」問題をどう解決するか

入院が必要になった際、避けて通れないのが「身元保証人」の問題です。

天涯孤独で生きていると、入院の手続きを自分一人で進める必要があり、家族がいない場合は気軽に保証人を頼める相手も限られてしまいます。

そんなときに心強い味方となってくれるのが、民間の「身元保証サービス」です。

事前に契約を交わしておくことで、入院時の身元保証人を代行してくれるだけでなく、緊急時の駆けつけや退院後の支援までサポートしてくれる団体もあります。

また、あわせて検討したいのが、認知症などの判断能力低下に備えた「任意後見契約」です。

任意後見制度とは、自分にしっかりとした判断能力があるうちに、将来の金銭管理や療養看護を託す「信頼できる後見人」をあらかじめ決めておく制度です。

後述する、自分が亡くなった後の整理を依頼する「死後事務委任契約」とセットで契約するのが一般的です。

「まだ自分には早い」と感じるかもしれません。

しかし、自分の意思で将来の代理人を「選ぶ」ことができるのは、判断能力が十分にある今だけなのです。

▼身元保証サービスや後見制度の選び方、費用の詳細についてはこちらの記事で詳しくまとめています。

天涯孤独の不安解消!「終活と相続のまどぐち」無料相談体験レポート

とはいえ、いきなり民間の会社に相談したり、契約を結んだりすることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

どこから手をつければいいかわからない方は、まず自治体の「地域包括支援センター」「社会福祉協議会」の窓口を訪ねてみてください。

これらは高齢者や一人暮らしの生活を支える公的な相談窓口です。

地域で利用できる無料のサポートや、信頼できる専門家の紹介、あるいは成年後見制度の具体的な利用方法などについて、中立的な立場からアドバイスをもらうことができます。

まずは公的な窓口で情報を集め、必要に応じて民間のサービスを検討する。

そんなステップを踏むことで、より納得感のある「自分らしい備え」ができるはずです。

死後の不安は自分がどうしたいかを決めておく

一番考えたくない。

けれど避けては通れないこと。

それが「自分が死んだあとのこと」です。

家族がいない私たちは、誰かが代わりに行き先を決めてくれるわけではありません。

最後のことは自分で決めるしかないのです。

覚悟を決めて向き合ってみると、やるべきことは意外とシンプルでした。

ひとりで生きる人にこそ「死後事務委任契約」を

特別な関係の知人がいない限り、私たちが亡くなった後の手続きを自動的に進めてくれる人はいません。

火葬や葬儀、役所への届け出、公共料金などの各種解約、そして遺品の整理。

これら膨大なタスクが、すべて宙に浮いてしまうことになります。

それを防ぐための仕組みが「死後事務委任契約」です。

死後事務委任契約とは信頼できる第三者や専門機関に対し、亡くなった後の諸手続きを生前のうちに委託しておく契約です。

「縁起でもない」と感じる方も多いでしょう。

けれど、こうした決断をしておくことは自分のためだけではありません。

自分を発見してくれた人や、関わってくれた周囲の人たちへの「最後の気遣い」でもある。

私はそう考えています。

お墓のことを決めて、心の重荷を下ろす

私は現在、母と祖母が眠るお墓を「墓じまい」し、合葬墓(がっそうぼ)へ移して自分もそこに入る準備を進めています。

子供のいない私は、いつか自分のお墓が「無縁仏」になってしまうのではないかと、ずっと心のどこかで気がかりでした。

誰にも管理されず、荒れていくお墓を想像すると、先祖に対しても申し訳ない気持ちでいっぱいになっていたのです。

墓じまいをして永代供養に切り替える。

「自分が亡くなった後も、場所として守られる」という道筋を立てたことで、驚くほど気持ちが落ち着きました。

ただし、生前に合葬墓の手続きをする際にも、「誰がその執行を行うか」を指定する必要があります。

そのため、まずは前述した「死後事務委任契約」から具体的に進めていく予定です。

孤独死の問題は「発見が遅れない」ための仕組みを作っておくことで解決

孤独死に対する不安の正体は、死そのものよりも「誰にも気づかれず、発見が遅れてしまうこと」への恐れではないでしょうか。

であれば、発見が遅れないための「生存確認の仕組み」を、今のうちから日常の中に組み込んでおけばいいと思っています。

現在は仕事をしているため、万が一朝の出勤がなければ、勤務先が異変に気づいてくれるはずです。

私は上司に対し、一人暮らしであることを事前に伝えた上で

「もし携帯に連絡がつかなければ、自宅に生存確認に来てくださいね」

と、冗談を交えつつも真剣にお願いしてあります。

もし仕事をしておらず、人との接点が少ないという方であれば、友人や知人と「毎朝、LINEでスタンプを送り合う」といった習慣を持つのも、手軽で有効な方法です。

「既読がつかない」という事実が、誰かが異変に気づくきっかけになります。

近年では、スマートフォンの操作状況や家電の使用量から異変を察知し、外部へ通知してくれる「見守りサービス」も充実しています。

身近に頻繁な連絡を頼める相手がいない場合は、こうしたテクノロジーを活用するのも一つの手です。

孤独死が男性に多い理由の一つに、退職後、人間関係が一気に狭まってしまうことがあると聞いたことがあります。

人とのつながりは、意識して維持しようとしなければ、年齢とともに細くなっていくものです。

たとえこの先仕事から離れることがあっても、何らかの形で社会やコミュニティとの接点を持ち続けたい

それが私の「生存確認」における最終的な備えです。

「家族がいれば安心」という思い込みを手放す

「家族がいれば、最期まで寂しくないし安心だ」というのは、ある種の幻想かもしれません。

たとえ家族に囲まれて暮らしていても、旅立つ瞬間に誰かがそばにいるとは限りません。

病院のベッドの上で、静かにひとりで逝く人も大勢います。

死の瞬間に「ひとり」である可能性は、天涯孤独であっても、家族がいても、実はそれほど変わらないのです。

そう考えると、私たちが今できる最も現実的なことは、「残される人が困らないように整えておくこと」に尽きるのではないでしょうか。

一つひとつ、具体的に準備を進めていく。

その積み重ねの過程で、「どうしよう」という漠然とした恐怖は、「やるべきことはやった」という確かな手応えに、少しずつ変わっていくはずです。

まとめ:不安を「具体的な安心」に変えるために

天涯孤独の不安は、正体のわからない「漠然とした状態」のときに一番大きく膨らみます。

しかし、一つひとつを具体的な「タスク」に分解して対策を立てれば、その不安は確実に小さくしていくことができます。

今回お話ししたポイントをまとめました。

お金の不安は家計の土台を整えることから
  • 家計管理アプリを活用し、「自分が満足するお金の使い方」を把握する
  • 日本の手厚い社会保障を正しく知り、過剰な民間保険を手放す
  • 生活防衛資金を別口座に確保してから、NISAで積み立てを始める
病気や入院の不安は健康と知識と仕組みでカバー
  • 運動と自炊を習慣にし、無理のない範囲で体力を維持する
  • かかりつけ医を持ち、定期検診で不調を早期に発見・対処する
  • ネットスーパーなど、動けないときに「頼れるインフラ」を元気なうちに登録しておく
  • 万が一の入院や認知症に備え、「身元保証サービス」や「任意後見制度」を検討する
死後の不安は自分がどうしたいかを決めておく
  • 死後の不安は自分がどうしたいかを決めておく
  • 「死後事務委任契約」を結び、亡くなった後の諸手続きを託す道筋を作る
  • お墓の問題(墓じまいや合葬墓)に目処をつけ、心の気がかりを解消する
  • 生存確認の仕組み(職場の協力やLINEスタンプ等)を日常の中に組み込む

漠然とした不安を、具体的な行動に変える。

それだけで、明日の朝を迎える心持ちが、驚くほど軽やかになるものです。

死の瞬間に「ひとり」である可能性は、家族がいてもいなくても実はそれほど変わりません。

だからこそ、今できる準備を淡々と積み重ね、「やるべきことはやった」という実感を育てていきましょう。

私のささやかな実践が、同じ道を歩むあなたの心を、少しでも穏やかにするヒントになれば嬉しいです。

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