一人暮らしのごはん、毎日何を食べていますか?
「今日は何を食べようか」と悩む時間、もったいないと思いませんか?
食べることは生きる上で欠かせない毎日の習慣です。
でもその習慣が想像以上に私たちの時間とエネルギーを奪っていることに気づいているでしょうか。
一人暮らしだからこそできるおすすめの食生活があります。
それは毎日同じものを食べることです。
母を亡くして天涯孤独となった私は食生活に試行錯誤を重ねた結果、毎日同じ食事を取る生活を3年以上続けています。
毎日同じものを食べることには沢山のメリットがあります。
この記事では以下の順番で徹底解説していきます。
- 毎日同じものを食べるようになった理由
- 私の一日の食事
- 毎日同じものを食べることのメリット
- 毎日同じものを食べる時の注意点
- 毎日同じものを食べ続けるコツ
一人暮らしをもっとラクに、もっと有意義に時間を使いたい方は是非最後までお読みください。
毎日同じものを食べるようになった理由
食べるものを考えるのが面倒になった
「今日は何を食べようか?」
と考えるのが面倒に感じるようになったことがきっかけでした。
天涯孤独となり一人暮らしを始めてから、私は毎日「今日のごはん」に悩んでいました。
- 仕事の合間に
- 通勤途中に
- ヨガの瞑想中にまで
気が付けばいつも、食事のことで頭がいっぱいでした。
自炊する場合なら
- 材料を調べて
- 足りないものがあれば買い物へ行って
- レシピを見ながら作る
当然時間もかかるうえ、苦労して作っても美味しく出来上がるとはかぎりません。
外食するにしても、最低限のリサーチは必要です。
- 美味しいお店を調べる
- おすすめをチェックする
人気店なら待ち時間も発生しますし、毎日のことならお金もかかります。
この繰り返しに疲れてしまって「毎日同じものを食べる」という結論に達しました。
日常から選択肢を減らしたかった
「日常の選択肢は少ないほうが楽になる」
そんな考えから私はゆるいミニマリストのような生活をしています。
たとえばつい増えてしまいがちな洋服。
「なくても大丈夫」
自分に言い聞かせながら少しづつ減らしていきました。
今はトップス・ボトムス・アウター・下着等1アイテム3着で暮らしています。
不便を感じるどころか、もっと減らせるのではないかと考えているほどです。
選択肢を減らしたお陰で毎朝何を着ていこうか考えるストレスから解放されました。
「食事も同じではないか」
食材や献立を固定化すれば、食べることの選択肢が減って別なことに頭を使えるはず。
そう考えて毎日同じものを食べることにしました。
購入する食材がいつも同じだった
購入する食材がいつも同じだったことも理由のひとつでした。
私は一度気に入ると同じものを使い続ける性格です。
食材も同じ。
胃腸が弱くて脂っこいものを食べると、すぐに胃がもたれたりお腹を壊したりします。
安心して食べられるものを選んでいくうちに、手にとるのは決まったものになりました。
購入する定番食材は以下です。
良質のたんぱく質
- 鶏むね
- 鯖缶
- 卵
- 納豆
- 豆腐
- カッテージチーズ
たんぱく質が不足すると免疫力が低下し、病気にかかりやすくなるリスクがあります。
また肌や髪の艶が失われ、美容にも悪影響が及びます。
さらに加齢とともにサルコペニア(筋肉量の減少)が進行し、転倒の危険性が高まり、日常生活にも支障を
きたす可能性があります。
こうしたリスクを防ぎ、健康的で美しい年齢の重ね方を目指すために、良質なたんぱく質を積極的に摂ることを心がけています。
野菜、野菜とにかく野菜
- キャベツ
- レタス又は水菜
- ピーマン
- プチトマト
- もやし
- 玉ねぎ
- ブロッコリー
- エリンギ
野菜は高騰する一方ですが、多少無理をしてでも購入するようにしています。
買う野菜は決めていて、以下を選択基準にしています。
- 生でも加熱しても食べられること
- 冷蔵庫で1週間日持ちすること
- 一週間日持ちしなくても冷凍ができること
「お買い得品」でも使いなれない野菜は買いません。
調理方法を考えるのが面倒で活用しきれずに結局無駄遣いにつながってしまうからです。
定番食材を迷わずに購入するようにしていますが、ある程度は価格に上限を決めています。
時には旬の野菜にシフトしたり、業務スーパーの冷凍食品を上手に活用しています。
その他に購入しているもの
- ヨーグルト
- キムチ
- ハイカカオチョコレート
- 素焼きアーモンド
腸内環境を整えるためにヨーグルトとキムチを毎日摂るようにしています。
プレーンヨーグルトはそのまま食べるだけでなくドレッシングとしても使えて便利です。
ハイカカオチョコレートと素焼きアーモンドは小腹がすいた時のおやつです。
勤務先の机に常備しています。
私の一日の食事
朝
- 珈琲
朝は食べずに出勤して勤務先に着いたら、少し甘めの珈琲を飲むのが習慣です。
1日3食しっかり食べることが健康に良いとよく聞きますが実際に根拠はないのだそう。
家族構成、働き方等の生活スタイルによって食事の選択肢は人それぞれだからです。
朝ごはんを食べなくなった一番の理由は 通勤途中でお腹が痛くなることでした。
朝食を食べなくなって、以下のようなメリットを感じています。
- 洗い物をしなくて済む
- 早めに家を出ることで電車が空いている
- 少し空腹の方が眠くならず、仕事に集中できる
また12時間以上空腹で過ごすと 腸内環境が整い ダイエット効果や オートファジーが活性化します。
これにより老化防止や病気予防に効果があると言われています。
昼
- サラダチキン
- サラダ(葉物・プチトマト・ピーマン)
- 玄米ごはん
- ゆで卵
- 味噌汁
サラダチキンは超が付くほど簡単なのにしっとり美味しい自家製のものです。
サラダの中身は葉物のレタスが水菜やキャベツに変わる以外は同じ。
平日はお弁当箱に入れて勤務先に持参しています。
週末も玄米ごはんをオートミールへ変更するほかは同じメニューです。
オートミールにしている理由は週末にまとめて炊くごはんが丁度5回分だから。
食べる時間も平日とほぼ同じ時間に合わせて食べるようにしています。
夜
- 温野菜又は鍋
- 納豆
- キムチ
- 豆腐
- ヨーグルト
夜はお酒を飲むので炭水化物はとりません。
温野菜は塩とオリーブオイル、鍋は白だしで味付けします。
レモンや粒マスタードで味変したり、一人用の鍋の素を使うこともあります。
お酒のおつまみにカッテージチーズを焼きのりで巻いて食べるのがお気に入りです。
毎日同じものを食べるメリット
献立を考える必要がない
家族がいると毎日同じ献立とはいきません。
「又このメニュー?」と苦情がくることもあるでしょう。
一人暮らしならそんな心配もいりません。
自分さえよければ良いのです。
一度献立が決まってしまえば、毎日考える手間も省けます。
空いた時間を読書や勉強の時間に回すことができています
時間の節約効果
まとめ買いで買い物時間を短縮
まとめ買いをすることで買い物時間を短縮しています。
お酒や調味料、お米等の重いものはネットスーパーを活用。
日持ちがするので1ヶ月から3ヶ月に一度まとめて玄関迄届けてもらっています。
生鮮食品は近所のスーパーで一週間分をまとめて揃えています。
買い物に行くのは週に一度と決めて、途中で補充しなくても良いように計画的に用意しています。
購入する食材が決まっているため、店内で迷うことなく陳列棚を回れるのがポイントです。
店内入口から順番に必要なものをカートに入れ、そのままレジへ向かいます。
夕方の混雑時を避ければ、店内の滞在時間は10分程度で済みますよ
調理時間が短縮できる
毎日同じものを食べるので調理手順は自然に頭に入っています。
一度作り方を覚えてしまえば、いちいちレシピを確認する必要がありません。
週末に食材を切っておけば包丁を使わなくても鍋に入れて味つけするだけ。
道具を使わないので洗い物も減り、片づけにかかる時間も大幅に短縮できます。
お金の節約効果
自炊のハードルが下がる
毎日同じものを食べることは自炊のハードルをぐっと下げます。
献立を考える手間を省けるだけでなく、材料や手順が定型化されるため「面倒」というイメージが無くなり
自炊を続けやすくなるからです。
当然のことながら、外食やコンビニで購入するよりも自炊の方が節約になります。
例えば自炊なら1食約300円で済むところ、外食やコンビニでは700円から1、000円かかります。
一日2食の場合、月の食費は自炊なら18,000円です。
一方、外食やコンビニを利用すると42,000円~60,000円にもなります。
2万〜4万円も節約できるんですね
普段の食事の目新しさより、浮いたお金を他のことに使いたいと思う方にはおすすめです。
余計なものを買わなくなる
人は「お買い得」や「新商品」という文字を見ると買わなければ損をする気持ちになりがちです。
しかし実際には「安いから」「新しいから」という理由だけで買ったものが使われずに、冷蔵庫の奥で眠って
しまうことも少なくありません。
「あれもこれも」と迷い、余計なものを買ってしまうと結果的に出費がかさむ原因になります。
毎日同じものを食べると決めていれば買い物で迷うことはありません。
必要なものだけを買うことで衝動買いや無駄な出費を抑えることができます。
価格の変化に気がつきやすい
毎回同じものを買うことで物の相場がわかってくるので価格の変化に気がつきやすくなります。
一週間前に100円代だったキャベツが250円になっていた時は泣けてきました
物価は上がる一方なので、こうした価格変動を早めに察知することは家計管理のうえでとても大切です。
とはいっても私が普段購入している基本の食材は高級品ではありません。
基本は迷わず購入して高すぎるなと思ったら、旬の食材を購入したり他のブランドに切り替えたりします。
購入する食材を決めておけば、少々値段が上がってもそれほど家計に影響がありません。
意識しなくても体調管理ができる
毎日同じ食事を続けると自然と摂取カロリーや栄養バランスが一定になり、体調管理がしやすくなります。
私自身この生活を始めてから5キロ痩せることができました。
週末に少し食べ過ぎても、翌日から普段の食生活に戻せば体重に影響がないと気づきました。
おかげで外食も罪悪感なく楽しめています
毎日体重計に乗ることで身体の変化を把握できるので、多少の体重増減に一喜一憂しなくなりました。
相性のよい食材が見えてくる
毎日同じ食事を続けることで、自分の体に合う食材が徐々にわかるようになりました。
たとえ健康に良いと言われる食材でも、人によっては体調に合わないものもあるでしょう。
食事の固定化が安定するまで、私は様々な物を口にしてきました。
その結果胃が痛くなったり、お腹の調子が悪くなったりして後悔することもしばしば。
こうした経験を通じて体調不良の原因となる食材がわかってきました。
胃薬のお世話になることも、ほとんどありません
食材が無駄にならない
一週間で使う食材や量が決まっているため、余らせたり腐らせて捨てることはありません。
私はなるべくゴミを出さないように野菜もできるだけ無駄なく使うようにしています。
たとえばキャベツの外葉やピーマンの種。
捨てずに玉ねぎの皮と一緒に水で煮出せば、旨味たっぷりの野菜だしが作れます。
唯一捨てているのはトマトのヘタ。
トマトのヘタにはトマチンという毒素が含まれています。
食べるとお腹を壊したり、体調を崩す可能性があるので使わない方が安心です。
自然の食材を無駄なく活用しながら、エコな食生活を楽しんでいます
違う料理が劇的に美味しく感じる
毎日同じ食事を続けていると、たまに口にする料理が驚くほど美味しく感じられます。
友人と外食する時はメニューの端から端迄注文したくなるほどワクワクします。
普段の食卓にはあがらない料理は何を食べても目新しくて、あまりの美味しさに涙が出そうになることも。
こうした“非日常”の料理は、単なる味覚だけでなく、変わらぬ日常に新鮮な風を吹き込んでくれます。
毎日同じ物を食べる時の注意点
飽きてくる
毎日同じ食事を続けていると、ふと「またこれか」と感じてしまう瞬間が訪れることがあります。
食事が楽しみではなく、ただの「作業」のように感じてしまうのは避けたいですよね。
そんな時こそ味変を取り入れてみましょう。
少しの工夫で、同じ食材も新鮮な一品に生まれ変わります。
- カレー粉やごま油で風味をプラス
- レモン汁や粉チーズで洋風のアクセントを加える
- 海苔やナッツをトッピングして食感を楽しむ
和・洋・中のアレンジで飽き知らずの食卓が完成します。
それでも「やっぱり辛い」と感じたら、思い切って一度中断するのもアリです。
肩の力を抜いて、自分に合ったペースを大切にしましょう
食事にこだわりがある人には向かない
毎日同じものを食べる生活は、食事を楽しみたい人とって退屈に感じるかもしれません。
食べるだけでなく料理自体が好きな場合、同じメニューの繰り返しは物足りなさやストレスにつながる可能性があります。
そんな方には平日は効率重視、週末はこだわり重視というスタイルがおすすめです。
週末はお酒を飲みながら少しだけ凝った料理を作って楽しんでいます
人と食事をするのが面倒になる
食べるものを選ぶ必要がない生活に慣れると、人との食事が面倒に感じるようになることがあります。
自分のペースで食事を済ませる方が楽で、誰かに合わせることがストレスになるからです。
私はひとりの時間が何より快適な「コミュ症」なので、いわゆる“孤食”でも全く不便を感じません。
でも適度に人とコミュニケーションがほしい人は要注意です。
気がつけば「誰からもランチに誘われなくなってしまった」なんてことにもなりかねません。
人との食事はただ食べるだけの行為ではありません。
会話を楽しんだり新しい情報を得たりと大切なコミュニケーションの場です。
時々は友人と食事を楽しむ時間も作ることが、バランスの取れた生活のコツかもしれません。
たまには自分から声をかけてみるのも、良いリフレッシュになるかもしれませんね
食べたい物だけを食べ続けてはいけない
毎日同じものを食べるということは、決して「好きな物だけを食べ続けていい」ということではありません。
カップラーメンや揚げ物のような高カロリーな食事ばかりを続ければ、健康を害するリスクが高まります。
当然体重も増えてしまうでしょう。
毎日同じ物を食べるからこそ、栄養バランスには一層気をつけたいものです。
野菜や良質なたんぱく質が中心のメニューを選んで体が喜ぶ食事を心がけましょう
毎日同じ物を食べ続けるコツ
調理の手間がかからないこと
毎日同じ食事を続けるためには、調理の手間を最小限にすることが大切です。
調理法が複雑だったり使う調味料が多すぎたりすると、続けることが億劫になるからです。
だからこそ、簡単・時短を意識した準備が欠かせません。
私は包丁を使うのは週末だけと決めています。
鶏肉は一口大に切り、塩こうじに漬けておけば、冷蔵庫のチルド室で一週間は持ちます。
エリンギは一口大にカットして冷凍庫へ入れておくと便利。
凍ったまま調理すれば旨味が引き立ちます。
ピーマンや玉ねぎは千切りにして、キッチンペーパーを敷いたざる付きバットに保存。
ここに洗ったプチトマトも入れておけば、お弁当用のサラダがすぐに準備できて朝の時短にも役立ちます。
この方法なら平日はほとんど手間をかけずに食事が用意でき、ストレスなく続けられます。
味は薄味にする
毎日同じ食事を続けるためには薄味にすることがポイントです。
味付けはしないか塩だけで仕上げるのがおすすめです。
薄味なら飽きにくくて味変がしやすいからです。
濃い味付けは最初はおいしく感じても、食べ進めるうちに飽きてしまうことが多いです。
塩分の摂りすぎは健康を損ねる原因にもなるので、控えめな味付けを意識しましょう
盛り付けを工夫する
どんなに美味しいお惣菜でも、パックのままではどこか味気ないですよね。
毎日同じ献立だからこそ盛り付けにひと工夫加えてみましょう。
お気に入りの器に盛り直すだけで、不思議と食卓の雰囲気が変わり新鮮な気持ちで食事を楽しめます。
たとえば大きな器に余白を持たせて盛れば、まるでカフェで過ごしているかのような気分に浸れます。
目で楽しむという要素が加わることで、食事そのものの満足感もぐっと高まります。
いつもの料理が、少しだけ特別な一皿に感じられるはずですよ
食べることに集中する
私たちは当たり前のようにテレビやスマホを見ながら食事をしてしまいがちです。
たまには視覚からの情報を遮断して食べることだけに集中してみませんか?
食事に集中することで普段は気づかない料理の味や香り、食感をじっくり楽しむことができます。
たとえばお気に入りの音楽を静かに流してみる。
見ることより音と味に意識を集中すると、なんでもない料理が驚くほど美味しく感じられるはずです。
口に入れるたびに素材の風味が引き立ち、味覚が研ぎ澄まされる感覚を味わえるでしょう。
食事を単なるエネルギー補給ではなく五感で楽しむ特別な時間に変えてみてください
まとめ
毎日同じものを食べるようになった理由
- 食べるものを考えるのが面倒になった
- 日常から選択肢を減らしたかった
- 購入する食材がいつも同じだった
私の一日の食事
朝
・珈琲
昼
・サラダチキン
・サラダ(葉物・プチトマト・ピーマン)
・玄米ごはん
・ゆで卵
・味噌汁
夜
・温野菜又は鍋
・納豆
・キムチ
・豆腐
・ヨーグルト
毎日同じものを食べるメリット
- 献立を考える必要がない
- 時間の節約効果
- お金の節約効果
- 自炊のハードルが下がる
- 余計なものを買わなくなる
- 価格の変化に気がつきやすい
- 意識しなくても体調管理ができる
- 相性のよい食材が見えてくる
- 食材が無駄にならない
- 違う料理が劇的に美味しく感じる
毎日同じものを食べる時の注意点
- 飽きてくる
- 食事にこだわりがある人には向かない
- 人と食事をするのが面倒になる
- 食べたいものだけを食べ続けてはいけない
毎日同じものを食べ続けるコツ
- 調理の手間がかからないこと
- 味は薄味にする
- 盛り付けを工夫する
- 食べることに集中する
毎日同じものを食べることは一人暮らしだからこそできる選択肢です。
食べるための時間やエネルギーを趣味や勉強等の他のことに有効活用できるのです。
この記事が毎日同じものを食べる生活に興味をお持ちの方の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。