ストウブはフランス製の鋳物ホーロー鍋で煮る・焼く・蒸すなど様々な調理ができる多機能鍋です。
性能だけでなくデザインも可愛らしいストウブ。
でも他の鍋に比べてお値段が高めなので、購入するかどうか悩んでしまいますよね。
私自身もかなり悩みましたが思いきって購入した結果、他の鍋には戻れなくなりました。
この記事では実際にストウブを使ってみて感じたメリットやデメリットをお伝えします。
後半では私が毎週末に実行している平日ランチ用の作り置きレシピもご紹介します。
購入を迷っている方は、買ってから後悔しないように是非ご参考にしてください。
ストウブ鍋を買ったきっかけ
購入のきっかけは自称ズボラ料理人と名乗る大橋由香さんのYouTubeでした。
素材の水分だけで作る”無水料理”に使う調味料は塩とオリーブオイルだけ。
面倒な下処理も省いた大橋さんのレシピ動画にすっかり夢中になりました。
私は身体にも財布にも優しい自炊派です。
- 野菜を美味しく沢山食べたい
- 調理に時間をかけたくない
- 洗い物はなるべく出したくない
- 専用の調味料は増やしたくない
そんな私にストウブはピッタリの道具でした。
でも衝動買いするには値段が高い。
一般的な鍋なら大・中・小と揃えてもおつりがきます。
さんざん悩んで大橋さんお勧めのラウンド20㎝を購入しました。
「もっと早く購入すればよかった」
ストウブを実際に使い始めての感想です。
現在はフライパンも炊飯器も全て手放し、追加で買い足したワナベ18cmとの2つの鍋で毎日の食事を作っています。
ストウブのメリット
高い伝導性と保温性
ストウブ鍋最大の特徴は熱伝導性と保温性が高いことです。
重い蓋を閉めると鍋の密閉性が高まり食材の水分だけで無水調理が可能です。
沢山の調味料を使わなくても、食材本来の栄養と美味しさを引き出してくれます。
塩とオリーブオイルだけで作ったとは思えないほど、野菜やお肉の旨味が凝縮されたごちそうの出来上がりです。
多機能性
ストウブ鍋はさまざまな料理を調理するための多機能な調理器具です。
煮込み料理、焼き料理、揚げ物と様々な調理法に対応できます。
お米を炊いたりパンを焼く事も可能です。
オーブンも使えるのでそのまま鍋ごと食卓へ。
スタイリッシュなデザインはテーブルを一気に華やかにしてくれます。
1つのアイテムで多くのことができるので沢山の道具を持たなくなるのでお勧めです。
我が家にはグリルもトースターもありません。
冷凍したパンをワナベで温めれば、外はサクサク、中はフワフワに仕上がりますよ。
耐久性と長寿命
ストウブ鍋は鋳鉄製で非常に丈夫で耐久性があります。
きちんとお手入れすれば一生使い続けることも可能です。
購入して3年以上経ちますが、目立った汚れもなく購入時と変わりなく使えています。
高価な買い物でしたが、長い目でみればコストパフォーマンスは最高でした。
デザインが美しい
ストウブ鍋はシンプルで洗練されたデザインが特徴です。
さまざまなカラーがありキッチンに置いておくだけでもインテリアの一部になります。
表面には特殊なエナメル加工が施されていて錆びや変色を防いでくれています。
ストウブ鍋を使うようになって料理がめんどくさい家事ではなく楽しい時間になりました。
「鍋ぐらいで?」と思われるかもしれませんが本当なんです。
可愛らしい姿のストウブを手にとって調理を始めると、手間を掛けているわけではないのに丁寧に時間を過ごしているような気持ちになります。
ストウブのデメリット
魅力満載のストウブですがデメリットについてもお伝えします。
重い
鋳鉄製のストウブは一般的な鍋に比べて重いです。
20cmラウンドの重量は3.6kgで中身が入っていれば2ℓのペットボトル2本分以上。
私も使い始めの調理中や洗浄時は「重い!」と感じました。
使っていくうちに慣れてはきますが大きなサイズは避けた方が良いかもしれません。
特に女性やご高齢の方は目線より下にしまうようにするなど保管場所にも注意しましょう。
値段が高い
冒頭でも触れましたがストウブは価格が高めです。
私は3年前に20cmのラウンドをアマゾンで約23,000円で購入しました。
その性能と耐久性を考えるとお値段以上の価値がありますが、初期投資が必要となるため予算に制約のある人にはハードルが高いかもしれません。
セールを利用すると5千円程安くなる事もありますので、こまめにチェックしてみる事もお勧めです。
定期的なシーズニングが必要
どんな道具でもメンテナンスが必要なのでデメリットと言うと違うかもしれませんが、定期的にシーズニングをする必要があります。
シーズニングとは鍋の内側に油を塗り加熱する事で保護膜をつくってあげる方法で、これにより錆を防ぎ食材がくっつきにくくなります。
一般的な鍋には必要のないお手入れなので面倒に感じる方もいるかもしれません。
シーズニングの頻度は月に一回程度推奨とありますが、私は半年に一回程度。
少し汚れてきたなと感じたらやるようにしています。
ストウブ2個で作る平日ランチの作り置き
私の平日のランチは毎日同じです。
内容は冷凍した玄米ごはん、ゆで卵、サラダチキン。
週末にストウブ2個をフル活用して仕込んでおき、朝詰めて会社へ持参しています。
ストウブ得意の無水料理ではないのですが、作り置きというには恥ずかしい程、超簡単なレシピをご紹介します。
以下は週5日、一人分の分量になります。
ワナベ18cmで炊く玄米ごはん
- 玄米 150g
- 水 400g
- 鍋に玄米ご飯・水を入れて蓋をせずに中火にかける。
- 沸騰してきたら、塩をひとつまみ入れて中火のまま3分。
- 全体をかき混ぜて蓋をしたら弱火で30分火にかける。
- 火を止めて蓋をしたまま30分放置する。
- 出来上がり。温かいうちに一食分ずつラップをして冷凍する。
約90g前後で5食分できます。
水の量は色々試してみた私好みの分量です。
ごはんの仕上がりの好みは人それぞれなので、水の分量は調整してください。
ワナベ18cmで作るゆで卵
- 卵 5個
- 水 50cc
- 鍋に卵・水を入れ蓋をして中火にかける。
- 蓋の隙間から蒸気がでてきたら弱火にして5分加熱する。
- 火を止めて5分放置する。
- すぐに冷水で冷やす。
- 出来上がり。水分を取って冷蔵庫へ。
お水を沢山使ってゆでるよりも濃厚な味になりますよ。
ラウンド20cmで作るサラダチキン
- 鳥むね肉 2枚(約700g)
- コンソメ 5g~10g(お好みで調整してください)
- 水 適量
- 鍋に鶏肉とコンソメを入れてかぶるくらいの水を入れる。
- 落し蓋(なければクッキングシートでも可)をして蓋をして中火にかける。
- 蓋の隙間から蒸気が出てきたら火を止めて冷めるまで放置する。
- 出来上がり。一口サイズにカットして保存容器に入れ冷蔵庫へ。
会社の先輩に教えていただいたレシピです。
こんなに簡単なのにしっとりしたサラダチキンが一食100gで5日〜6日分できます。
残ったスープはにんにくと塩で味つけしたワカメスープにするのがお勧めです。
まとめ
ストウブ鍋は、機能性・耐久性・デザインを兼ね備えた魅力的な調理器具です。
高価ではありますが長く愛用する事で永遠の相棒になります。
シンプルで丁寧な暮らしを追求する方々にとって、ストウブ鍋は必要不可欠な存在になると言えるでしょう。
是非、皆さんのキッチンに取り入れて豊かな料理体験を楽しんでみてください。