クローゼットやタンスはいつも服でパンパン。
「いつか着るかもしれない」「高かったからもったいない」
手放せない理由は沢山あります。
減らしたくても何から手をつけたら良いかわからない。
一度は減らしてみたものの、気が付いたら又増えている。
服の断捨離には悩みもつきません。
私は服を減らすことで、好きな事のために使う時間と脳のリソースを使わない暮らしを手にいれることができました。
この記事では服を減らして良かった事や手放す時の考え方をお伝えします。
増やさない為に気をつけている事も紹介しますので、服の断捨離をご検討されている方はご参考にしてくだのさい。
服を減らすと良いこと
収納家具が減って部屋がスッキリ
服を減らすとタンスやプラスティックケースのような大きな家具も増やさなくなります。
こういった家具が増えると部屋が狭くなるので減らすと部屋もスッキリ。
スペースがあると、ついつい服が増えてしまいがち。
収納を増やすのではなく、限られたスペースに収まる量を持つ事にしましょう。
手入れが楽になる
服の量が減るとお手入れが楽になります。
時間がかからないので、ちょっとしたメンテナンスも面倒ではありません。
私は帰宅したら“今日もありがとう”という気持ちで服をブラッシングしています。
洗濯も量が多いと汚れが落ちづらいものです。
少ない量で丁寧に汚れをおとせば、いつでも清潔な服で快適に暮らせます。
着るものに悩まなくなる
服が少ない=着るものがないのではありません。
選択肢をなくすことで朝の支度が断然早くなりました。
自分の好みがわかってくる
少ない服で暮らす生活は自分の好みを知るきっかけになりました。
色は?素材は?デザインは?
失敗したくないので慎重に選びます。
本当に納得がいく服に出会えた時以外は買わなくなりました。
服を減らす方法
目安はひとつのアイテムを3枚から5枚にしぼる事
いるかいらないか迷ったら手放します。
好きかそうでないかは直観的に決めてしまいます。
残す量の目安はひとつのアイテム3枚から5枚にしぼる事。
数を決める事で取捨選択がしやすくなるのでお勧めです。
それでも迷うものは別の場所へ一時保管。
無くても大丈夫と納得できたら手放します。
あきらかに傷んでいる服は手放す
毛玉だらけのニット・洗っても袖口がよごれているシャツ。
当たり前の事ですが、あきらかに傷んでいる服は迷わず手放します。
人の目にふれないインナーは捨てる時の判断に迷うもの。
交通事故にあって病院に運ばれても恥ずかしくない状態である事を基準にしています。
3か月以上着ない服は手放す
3か月以内に一度も着なかった服は手放します。
ワンシーズンを3ヶ月として、来年は着るかもしれないからと取っておくのはやめました。
いつか着るかもしれない。
手放した日を後悔するかもしれない。
”かもしれない日”はこないものです。
手入れがめんどうな服は手放す
手入れの事を考えてあまり着ない服は手放します。
着るたびに手洗いしなくてはいけない服。
洗濯する度にアイロンがけが必要な服。
服は着てこそなんぼ。
ガンガン着てガシガシ洗濯できる服が正解です。
コーディネートがしづらい服は手放す
トップスとボトムスの組み合わせが限定されているものは手放します。
単品では綺麗な色でも合わせる服がなければ着る事はできません。
トップスの色はベージュ・紺・黒の無地を選ぶようにしています。
この色ならボトムスがどんな色でも組み合わせで悩むことがありません。
人に会いたくないと思う服は手放す
今日は誰とも会いたくない。
そう思う服は手放します。
鏡にうつった姿をみて似合っていないと感じた時も同様です。
テンションの上がらない服で大切な一日を過ごすのはやめました。
服を増やさないためのポイント
頑張って減らしたのに、気がついたら増えてしまうのが服。
ここでは、増やさない為に私が実行していることをご紹介します。
セールには行かない
セールは思考停止にさせます。
2着で半額、今だけ30%引きという言葉に沢山のお金を使ってきました。
安いという理由だけで買った服は着ることも少なく、高い買い物になるのです。
必要な服を必要な数だけ定価で買うほうが節約になると気が付きました。
一つ買ったら一つ捨てる
一つ買ったら一つ捨てると決めています。
店で手にしている服が、今持っている服以上に必要なのかしつこく考えます。
最近は傷んできて次に手放す服が決まるまで買い物には行かないようにしています。
専用にしない
用途で服をわけていません。
仕事の時も休日も同じ服で過ごします。
以前は会社に行く時はきちんとした服。家にいる時は楽な服とわけていました。
今は楽だけどだらしなく見えない服で365日過ごしています。
トップスは春秋には綿のブラウス、夏はカットソー、冬は裏起毛のスウェットです。
どれも手入れがしやすく毛玉にもなりません。
ボトムスはウエストゴムのロングスカート。
オールシーズン同じもので暮らしています。
この組み合わせなら、仕事場でもカジュアルになりすぎずに家でもサクサク動けます。
結婚式のような目的が限定された服も、喪服以外は処分しました。
出席する機会が少なくなった事もありますが、必要になったらレンタルを利用します。
お気に入りのお店にこそ近寄らない
私の服はほとんどユニクロと無印良品です。
理由はシンプルで定番商品が多いので買い替えもしやすいからです。
下着以外の着なくなった服を引き取ってくれるサービスがあるのも魅力です。
以前は携帯に届くお買い得情報をみるたびに必要のない物まで買っていました。
お店へ行く時は目的の服を買うときだけ。
そう決めてアプリも削除しお店に近寄らない事にしました。
あの赤と白の魅力的な看板を見ても、お店に入りたい気持ちをグッと抑えて通り過ぎるようにしています。
お勧め!たたまない収納
服は畳んでタンスにしまうことがあたりまえになっていませんか。
洗濯ものをたたんでしまう作業時間は、平均して一回約30分程だそうです。
せっかく丁寧にたたんでも、着るときには結局ひろげなければなりません。
しわになる事もストレスです。
メリットでもお伝えしましたが、服を減らせば沢山の収納スペースはいりません。
たたんでタンスにしまう事をやめて”たたまない収納”にする事もできるのです。
ここでは私の実際にしている収納方法をご紹介します。
基本はハンガーに吊るす
我が家にはクローゼットのような独立した部屋がありません。
色々しまうスペースの棚の下に2メートルのバーを取り付けてここに服を吊るしています。
アウター・ボトムスはオールシーズン。
トップスはシーズン中の服をハンガーに吊るしています。
衣替えのタイミングで来年は着ないと判断したら処分。
残すと決めた服は無印のソフトボックスに収納しています。
寝巻きもここにかけてしまいます
ポイントはハンガーを同じものに揃えて数をふやさないこと。
私はトップス用20本、ボトムス用を5個に決めました。
吊るせない服が出てきたら増えたのだと認識して、一枚を手放します。
しわにならないものは投げ入れ
洗濯機の隣にある洗面台の引き出し一段にインナー・靴下・ヨガウェアを収納しています。
あけるのが面倒なので蓋なしのかごでわける事にしました。
アイテムの色を黒にすれば見た目もスッキリ。
全て同じものに統一しておけば何も考えずにすぐ取り出すことができます。
まとめ
服を減らすことは大変です。
一度減らして終わりではなく、見直しや増やさない習慣も必要です。
でも頑張って減らした結果、間違いなく快適な暮らしを手にいれる事ができます。
厳選したお気に入りの服は自分を幸せにしてくれます。
毎日をご機嫌に暮らすためにも、手放すことを怖がらないでください。
一度にやらなくても大丈夫。
これならできそうだなと思っていただける事から少しづつ試してみてください。
この記事が少しでも皆さんの幸せな暮らしのお役にたてれば幸いです。